
疋津 駿
理学療法士
DNM JAPAN副代表
DNM JAPAN認定アドバイザー
福祉住環境コーディネーター2級
手話基礎課程修了
「なぜ効いたのか説明できない」
「経験と感覚だけで患者さんに向き合っていいのか?」
そんな問いを、私は学生時代から抱え続けていました。
さまざまな徒手療法を学んでも、説明はバラバラ。科学的な共通土台が見えず、不安を抱えながら臨床に立っていたのです。
その中で出会ったのが DNM(Dermo Neuro Modulating)
筋や関節ではなく、皮神経と中枢神経系に焦点をあてた、やさしくも科学的なアプローチでした。
DNMを導入してから、疼痛軽減を実感するケースが増え、神経科学や疼痛科学の理論に基づいて説明できるようになりました。
今は、その学びと実践を共有し、同じように悩むセラピストが自信を持って臨床に臨めるようサポートしています。
「なぜ効いたのか」を説明できる未来へ、一緒に歩んでいきましょう。

DermoNeuroModulating(DNM)とは?
DNMは、皮膚から中枢神経系までを一貫して考慮する、神経科学と疼痛科学に基づいた徒手療法です。
施術の中心は「皮膚」と「皮神経」。従来のように筋や関節、ファシアを直接“押す・引く・リリース”するのではなく、皮膚にやさしく働きかけることで神経系全体の反応を調整します。
特徴は、そのタッチの質にあります。
「ゆっくり・軽く・優しく・知的で・反応を引き出しやすいタッチ」
これは創始者ダイアン・ジェイコブスが繰り返し強調してきたDNMの基本姿勢です。
四肢や体幹のポジショニングによって神経幹を包む“容れ物”の状態(短く・広く)を変化させ、さらに皮膚をターゲットとしたストレッチを組み合わせることで、神経がその中でより滑らかに動きやすくなります。
創始者 Diane Jacobs(ダイアン・ジェイコブス)について
ダイアン・ジェイコブスは、カナダ出身の理学療法士であり、徒手療法の分野で50年以上の経験を持つ世界的な指導者です。
1970年代から臨床と学びを重ね、オステオパシー的なやさしいアプローチに傾倒。90年代末、痛み科学の第一人者デイビッド・バトラーとの出会いをきっかけに、従来の「筋・関節中心」の枠を超え、神経系を軸とした新しい治療観にたどり着きました。
その研究と実践から生まれたのが DermoNeuroModulating(DNM) です。
2005年に概念を確立し、2006年には単一事例研究を開始、2010年にはカナダ理学療法学会で成果を発表しました。以降、カナダ・アメリカ・ヨーロッパ・ブラジルなど各国で教育活動を行い、DNMを世界に広めてきました。
また、2008年にはカナダ理学療法協会に「Pain Science Division」を設立し、痛み科学を専門職に導入する活動を主導。患者を“痛みを抱えた個人”として尊重し、科学的に寄り添う姿勢を一貫して示してきました。
ダイアンの活動は、「触れることの意味を再定義した先駆者」として、現在も世界中のセラピストに影響を与え続けています。


DNM JAPAN代表
TEACHES DNM認定インストラクター
Shin Iwayoshi(岩吉 新)
岩吉 新は、アジアで初めて「TEACHES DNM」認定を受けたインストラクターであり、世界でもわずか十数人しか存在しない貴重な資格保持者です。
2019年より全国各地で研修会を開催し、日本におけるDNM教育と普及を担っています。
Diane Jacobs の推薦文
「Shin Iwayoshi氏は、世界で初めて『DNM Book』英語版を日本語に翻訳し、概念を深く理解しました。その後カナダの私の診療所を訪れ、プライベートレッスンを受けています。彼はDNMにふさわしい、ゆっくりとした柔らかく優しい手を持ち、献身的で穏やかな思慮深いプラクティショナーです。Shinは、DNMを教え、さらに発展させるための資格以上のものを持っています。」
Diane Jacobs
著作・翻訳
- 『DNM 日本語版(翻訳)』
- 『皮神経セルフケア』
- 『操体法を神経科学から読み解く』
- 『ヨガとピラティスを神経から読み解く』
- 『はじめての操体法セルフケア』
現在はDNM JAPANの代表として、臨床と教育の両面で活動を続け、DermoNeuroModulatingの理念を日本に広めています。